最近、SNSを見ていると「AIを使いこなせないと時代遅れになる」「これからはAIの時代だ」といったプロモーション動画をよく見かけます。
そうした威勢の良い広告を見ながら、私はふと「大きな成果を出したい人や、社会を大きく動かしたい人にはきっと必要なんだろうな」と、どこか他人事のように眺めていました。
脳梗塞を経験し、半身麻痺のリハビリを続けながら“隠居状態”で暮らしている今の私にとって、社会で一流の人になることは、そこまで重要なことではなくなりました。
病気をきっかけに、私の中の価値観は大きく変わったのです。
日々を健康に、再発することなく、穏やかに送ること。それこそが、何物にも代えがたい素晴らしいことなのだと心から思うようになりました。
人間にはそれぞれ、自分に合った「活躍の場所」というものが決まっている気がします。
広告で熱弁を振るう若者たちは、AIを使って社会を良くしていくことが彼らの活躍の場所なのでしょう。
「じゃあ、俺の活躍の場所はどこだろう?」
そう考えてみても、正直よくわかりません(笑)。
そんなことを考えていたら、ふと我が家のお隣に住むおじさんの顔が浮かびました。
おじさんは、至って“普通”の人です。
地元の小さな会社で長く勤め上げ、定年退職した今では、猫と戯れながらののんびりとした日常を過ごしています。
趣味はたぶん競馬。
週末になると、外までテレビの競馬中継の音声が漏れ聞こえてきて、「あーっ!」とか「よっしゃー!」というおじさんの声が響いてきます(笑)。
世間一般で言う「一流企業」に勤めていたわけでもなく、失礼ながら、誰もが羨むような華やかな要素があるわけでもない、ごく普通のおじさんです。
でも、もしAIを完璧に使いこなしてバリバリ働く人が「時代の一流」なのだとしたら、おじさんは**“普通の生活を極めた、一流の普通の人”**なんじゃないかと思うのです。
焦らず、身の丈に合った穏やかな日常を愛し、機嫌よく暮らす。
王道からは外れているかもしれないけれど、それもまた、立派な「一流になれる脇道」なんじゃないかと感心させられました。
周りのスピードや流行に振り回されることなく、私は私なりの「一流の普通」を、今日もしっくり味わいながら生きていこうと思います。
(お隣のおじさんには内緒ですが、素敵な気づきをありがとう!)
流行や時代の波に振り回されず、自分自身の軸を持って「自分の道」を歩んでいくためにも、日々の暮らしや安心をしっかり守る「お金を減らさない」本質的な考え方を身につけておくことが人生の大きな土台になります。私が実践しているお金が減らない法則については、こちらの記事で詳しくまとめています。
