先日、本屋さんをのんびり歩いていたときに、思わず目が釘付けになり、そのまま手に取ってしまった一冊の本があります。
その本のタイトルは、『日本で一番美しい県は岩手県である』というもの。
岩手、そして三陸を愛し、この地で日々を過ごしている身としては、「おぉ、ついに言ってくれたか!」と胸が熱くなると同時に、読み進めるうちに現代人が今一番必要としている「ある大切なこと」に深く気づかされました。
1ミリも誇張ではない、岩手の「圧倒的な美しさ」
「日本一美しい」なんて言うと、他の県の方から「いやいや、うちの県だって!」という声が聞こえてきそうですが、実際に岩手(特に三陸エリア)で暮らしていると、この言葉が1ミリも誇張ではないことが肌感覚でよく分かります。
透き通るような初夏の青空、どこまでも深く美しい海、頬を撫でていく爽やかな風。そして、世界に誇れる豊かな自然が育んだ、文句なしに美味しい海の幸の数々……。
ここには、都会のコンクリートジャングルでは逆立ちしても手に入らない、本物の「美しさ」が当たり前のように転がっています。ですが、この本が本当に伝えたかったのは、単なる景色の綺麗さだけではないと感じたのです。
現代人が忘れてしまった「極上の余白」がここにある
私がこの本を読んで一番ハッとしたのは、岩手の美しさの根底には「圧倒的な余白(ゆとり)」がある、ということです。
最近のブログでも「意識的余白」や「スマホの電源を切る重要性」について書きましたが、今の現代人は、朝から晩までスマホの通知や溢れかえる情報に脳を占拠され、常にイライラと心が一杯一杯になっていますよね。
そんな脳疲労を抱えた人が岩手に来ると、あまりの静けさと雄大な自然の前に、強制的にスマホをポケットに仕舞わざるを得なくなります。ただ流れる雲を眺め、波の音を聴き、美味しい空気を胸いっぱいに吸い込む。そこには、情報に追われない「完全な心の静寂」があります。
つまり、岩手が日本一美しいというのは、景色そのものはもちろんのこと、**「訪れた人の心に、極上の余白を取り戻させてくれる優しさと豊かさがあるから」**なのだと思うのです。
都会で疲れた全現代人へ、「岩手」という名のサプリメントを
もし今、日々の仕事や人間関係、止まらないスマホの通知に心がすり減っているなら、ぜひこの本を読んでみてほしいですし、機会があれば実際に岩手へ足を運んでみてほしいなと思います。
1キロ先のコンビニまでお日様の光を浴びながらのんびり歩くだけでも、お酒の抜けたスッキリと軽い体(マイナス10キロの健康体です!笑)に、岩手の心地よい風が染み渡り、脳の回路がみるみる再接続されていくのが分かります。
情報だらだらとした世界から一歩身を引いて、自分を取り戻するのための贅沢な時間。それこそが、この国で一番美しい県が教えてくれた、最高の生き方のヒントでした。
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