今日、少し時間があったので、のんびりとYahoo!ニュースをぽちぽちと眺めていました。
そんな中、どうしても目が離せなくなり、胸の奥が不快にざわざわと波立つような、ある痛ましいニュースに出会いました。
今回は、そのニュースをきっかけに、私自身が感じた「他人事(ひとごと)には思えない恐怖」と、心の中で整理した考えをそのまま書き残しておこうと思います。
滋賀県で起きた、車椅子ユーザーの凄惨な事故
その胸がざわざわしたニュースというのは、滋賀県で車椅子の男性が車に轢かれ、重傷を負ってしまったというものでした。さらに、その車を運転していたドライバーは、81歳の高齢男性だったとのことです。
「また、高齢ドライバーによる事故か……」
正直に告白すれば、昔の私であれば、このニュースを見ても「あぁ、大変な事故が起きてしまったな……」と、どこか一歩引いた目線で流してしまっていたと思います。決して命を軽視しているわけではありません。ただ、他県での出来事であり、自分自身が車椅子に乗っているわけでもなく、まだ高齢者でもなかった。自分との関連性が低すぎて、なかなか「自分ごと」として捉えることができなかったのだと思います。
「当事者」の入り口に立った今、恐怖がリアルに押し寄せる
しかし、今回は全く違いました。ニュースの文字を目にした瞬間、言葉にできない恐ろしさが、生々しいリアリティを持って私の脳内に広がったのです。
なぜなら、私は病気を経験し、車椅子ユーザーとしての生活やリハビリの大変さを、身をもって知っているからです。さらに、自分自身も少しずつ、高齢者の入り口へと差し掛かりつつある年齢になってきました。
車椅子に乗っているとき、迫ってくる車がどれほど巨大で、どれほど恐ろしいものか。避けたくても、自分の意志だけでは素早く動けないそのもどかしさと恐怖が、まるで自分のことのようにリアルに想像できてしまったのです。年齢を重ねていくドライバー側の視点も含め、どうしても他人事には思えませんでした。
マシーンではない人間だからこそ、「個々に気をつける」が唯一の正解
事故の原因を突き詰めれば、最終的には「ドライバーの不注意」ということになるのだと思います。
ですが、車を運転している人間はマシーン(機械)ではありません。どれだけ気をつけていても、人間である以上、体調の波や一瞬の隙で、どっかで不注意や見落としは起きてしまうものです。AIや自動運転がどれだけ進歩しても、人間のミスを完全にゼロにする根本的な解決方法など、この世にはないのかもしれません。
だからこそ、今の私たちにできる唯一の正解は、**「不注意はいつでも誰にでも起きるという前提に立ち、個々が徹底的に気を引き締める」**ということだけのような気がします。
車を運転する側は、一瞬の油断が誰かの人生を奪い去る凶器になることを忘れないこと。そして歩行者や車椅子を利用する側も、「車は急に止まれないし、自分に気づいていないかもしれない」と、常に防衛の意識を持つこと。
こうして文章に書いていくうちに、少しずつ胸のざわざわが静まり、気持ちの整理がついてきました。
とある田舎の穏やかな日常の中で、遠くの街のニュースから「命の重み」と「日々の運転への緊張感」を改めて噛み締めた、ある日の記録でした。みなさんも、どうか日々の移動の際は、くれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。
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