シルバーウィークの休日、母の友人たちが我が家に集まり、高齢の母を囲んでワイワイとお茶を飲みながら近況を語り合っていました。
その楽しそうな会話を横でなんとなく聞いていると、人が歳を重ねていく現実や、いわば「人間界の絶対ルール」のようなものが見えてきて、とても深く考えさせられたのです。
そこで私が拾い上げたルールは、次の3つでした。
1. 歳は嫌でも増え、庶民も偉い人も関係なく、誰しも平等に老化する
2. 歳をとるとお金を使う気力自体が減退するから、使えるうちにどんどん使ったほうがいい
3. 物欲も減り、人生の最後はお金がそれほど重要ではなくなる。お金や外見で人を判断していた若い頃の自分は、何も分かっていなかった
人生の酸いも甘いも噛み分けた先輩たちが語る言葉だけに、ものすごい重みがありました。
なぜそんな話になったのかというと、あるおばあちゃんの一言がきっかけでした。
「若い頃ね、お金に苦労していた時期があってさ。そのときお金持ちの社長さんから猛烈にアプローチされたの。病弱だった旦那にバレないように、少しだけ浮気をしちゃってね……。それが今でもずっと、悪いことをしたなって罪悪感として残っているんだよ」
そんな過去の懺悔をポロッと漏らされたのです。
その話を聞いていて、強く思ったことがあります。
私たちは若い頃、どうしても「お金があるか」「外見が良いか」「条件に恵まれているか」といった目に見える価値観で物事を判断しがちです。若い時の自分にとっては、それが世界のすべてのように思えてしまう。
けれど、年齢や人生のステージを重ねるにつれて、その価値観をそのまま持ち続けていては生きづらくなっていくのだと感じました。
物欲が落ち、身体が変化していく中で残るのは、いくらお金を持っていたかではなく、「自分がどう生きてきたか」「どれだけ自分の心に誠実に人と向き合えたか」という内面の質です。
若い頃の価値観のまま固執するのではなく、年齢とともに「本当に大切なものは何か」を柔軟にアップデートしていくこと。
お金や地位よりも、自分の心に嘘をつかずに「誠実に生きること」。これこそが、人生の後半戦で本当の安心と幸福を作る基礎になるのかもしれないと、深く思わされたのです。
これまであまり深く考えたことがないテーマでしたが、人生の先輩たちの言葉は本当に重いなと感じました。
私自身、何か特別な不誠実なことをしているわけではありません。
けれど、自分の価値観を定期的に見直しつつ、日々の暮らしや身近な人間関係のちょっとした細かい部分で、もう少し丁寧に人と向き合っていこう。そう静かに心に誓った、秋のひとときでした。
おっさんのとりとめのない独り言ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
時代や年齢の変化に合わせて自分の価値観をしなやかにアップデートしていくことと同じように、日々の暮らしや安心を守る「お金との付き合い方」も時代に合わせた本質的な考え方を持つことが大切です。私が実践しているお金が減らない法則については、こちらの記事で詳しくまとめています。
