私はこれまでの人生で、何度か死にかけています。 一つは脳卒中で昏睡状態になった時。もう一つは、あの震災の津波に巻き込まれそうになった時です。
しぶとく生き残っている私ですが、「なぜ自分だけが生き延びたのか」と答えの出ない問いに悩んだ時期もありました。しかし、二つの出来事を振り返って、はっきりと分かったことがあります。
それは、**「いざという時に助けてくれるのは、困る前から良好な関係を築けていた人たちだった」**ということです。
当たり前のことかもしれません。でも、これが真理です。 知らない人が突然助けに来てくれることは稀です。普段の生き方、周りの人との接し方が、そのまま「いざという時」の結果として現れる。
助けを求めるために種をまくのではありません。
恩を売る気もなく、ただ自然に誰かの役に立とうとしていた日々。その「因果」が、巡り巡って自分の命を救ってくれたのだと感じています。 まさに、勝負は困る前に決まっていたのです。
また、死を身近に感じたことで、私の日常は変わりました。 「明日が来ないかもしれない」と知っているからこそ、今を丁寧に生きるようになりました。
- お世話になった方への挨拶や礼は、先延ばしにせず「すぐ」やる。
- 人間関係は、常に感謝の言葉で締める。
- 家族とご飯を食べる時は、「あと何回、一緒に食べられるだろう」と意識して、その時間を全力で楽しむ。
すべては、**「それが最後の言葉になっても、悔いを残さないため」**です。
これを読んでくださっているあなたも、今日という日を、身近な人たちと丁寧に過ごしてみてはいかがでしょうか。 それは誰のためでもなく、あなた自身が、いつか来る「その時」に悔いを残さないためです。

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